「遺品整理って、実際いくらかかるの?」「業者に頼んだら高額請求された、という話を聞いて不安…」
大学病院で医療相談員として働く中で、退院後の生活や介護・終活に悩む家族を数多くみてきた筆者が、遺品整理の費用相場と失敗しない業者の選び方をわかりやすく解説します。
遺品整理は人生でそう何度も経験するものではないため、相場感がわからないまま業者に連絡するのは誰しも不安なものです。実際に悪徳業者によるぼったくり被害も起きており、相場を知っておくことが最大の防衛策になります。
この記事でわかること:
①間取り別の費用相場
②費用が変わる条件
③悪徳業者に騙されない5つのポイント
④自分でやるか業者に頼むかの判断基準
遺品整理の費用相場【間取り別一覧】
遺品整理の費用は、主に部屋の広さ(間取り)と荷物の量によって決まります。まずは間取り別の目安を確認しておきましょう。
| 間取り | 費用相場の目安 | 作業時間の目安 | 作業人数の目安 |
|---|---|---|---|
| 1R・1K | 3万〜8万円 | 数時間〜半日 | 1〜2名 |
| 1LDK・2K | 7万〜25万円 | 半日〜1日 | 2〜3名 |
| 2LDK・3DK | 15万〜30万円 | 1〜2日 | 2〜4名 |
| 3LDK・4DK | 20万〜50万円 | 2日以上 | 3〜5名 |
| 一軒家(4LDK以上) | 30万〜100万円以上 | 複数日 | 4名以上 |
💡 上記はあくまで目安です。実際の費用は荷物の量・建物の状況・地域・業者によって大きく異なります。必ず現地での訪問見積もりを依頼してください。
💬 相談窓口に届く声の中で多いのが「思っていたより高かった」という声です。相場を知っておくだけで、業者から提示された金額が適正かどうか判断できるようになります。
費用が高くなる条件・安くなる条件
同じ間取りでも、状況によって費用が大きく変わります。事前に把握しておきましょう。
費用が高くなるケース
- ゴミ屋敷に近い状態・荷物が天井まで積み上がっている
- 特殊清掃が必要な場合(孤独死・異臭・カビなど)→15万〜50万円以上の追加費用
- エレベーターなし・搬出困難な立地(階段が急・道が狭いなど)
- 繁忙期(2〜4月・年末)の依頼
- 急ぎ対応を依頼した場合
- 仏壇・ピアノ・バイクなど特殊な品物がある場合
⚠️ 特殊清掃が必要な場合は、通常の遺品整理費用に加えて15万〜50万円以上かかることがあります。見積もりの際に特殊清掃が含まれているかどうかを必ず確認してください。
費用が安くなるケース
- 買取できる遺品(骨董品・貴金属・家電・ブランド品)が多い場合→買取額を整理費用から差し引いてもらえることがある
- 閑散期・平日の依頼(業者の空き日程に合わせる)
- 事前に自分で整理できるものをまとめておく
- 複数社から相見積もりをとって交渉する
💬 遺品の中に骨董品や貴金属、ブランド品がある場合は、遺品整理と同時に買取査定をしてもらえる業者を選ぶと費用を大幅に抑えられることがあります。バイセルのような遺品買取サービスを活用するのも一つの方法です。
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悪徳業者に騙されない5つのチェックポイント
遺品整理は、大切な人を亡くした直後に依頼することが多いため、判断力が低下している状態で悪徳業者に狙われやすい場面でもあります。
筆者より
①訪問見積もりをしてくれるか
- 電話やネットだけで金額を提示する業者は要注意
- 実際に現地を見ないと正確な見積もりは出せない
- 訪問見積もりは無料が基本。有料の場合は他を当たるべき
②見積もりの内訳が明確か
- 「一式○○円」だけの見積もりは要注意
- 作業費・人件費・処分費・オプション費用が項目別に記載されているか確認する
- 「見積もり後の追加請求なし」を明言してくれる業者が安心
⚠️ 「今日だけ特別価格」「今すぐ決めないと値上がりします」という業者は要注意。焦らせる業者には絶対に依頼しないのが鉄則です。その場でサインせず、必ず持ち帰って検討しましょう。
③遺品整理士が在籍しているか
- 遺品整理士は遺品整理士認定協会が認定する資格
- 資格保有者がいる業者は一定の知識・技術・倫理観を持っている証明になる
- 業者のサイトや見積もり時に確認を
④古物商許可証を持っているか
- 遺品の買取をする業者は古物商許可証が必要
- 許可証のない業者が買取をしているのは法律違反の可能性がある
- 「買取もします」と言われたら、古物商許可証の有無を確認する
⑤3社以上の相見積もりをとる
- 1社だけで決めると相場感がわからずに割高になりやすい
- 最低3社、できれば5社程度から見積もりをとるのが理想
- 相見積もりをとっていることを伝えると、業者も適正価格を提示してくれやすくなる
💡 複数の業者に一括で見積もり依頼できるサービスを使うと手間が省けて便利です。バイセルは遺品整理と買取を同時に対応してくれるので、費用を抑えやすいです。
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自分でやる vs 業者に頼む、どちらがいい?
費用を抑えたいなら自分でやることも選択肢のひとつです。ただし、状況によっては業者に頼む方が結果的にメリットが大きいこともあります。
自分でやるメリット・デメリット
メリット:
- 費用を大幅に抑えられる
- 思い出の品をゆっくり自分のペースで整理できる
- 故人のものに直接触れることで気持ちの整理になることもある
デメリット:
- 時間と体力が必要(3LDKなら数週間かかることも)
- 大型家具・家電の処分が難しい
- 実家が遠方の場合は何度も往復が必要
- 精神的な負担が大きい
業者に頼んだほうがいいケース
- 賃貸物件で退去期限がある
- 実家が遠方で何度も行けない
- 荷物が大量でゴミ屋敷に近い状態
- 体力的・精神的に自分でやるのが難しい
- 兄弟や親族と日程が合わない
💬 「自分でやれるところはやって、難しいところだけ業者に頼む」という部分依頼も可能です。費用を抑えながら業者の手を借りたい方は、見積もり時に相談してみてください。
遺品整理と一緒にやっておくといいこと
遺品整理をするタイミングは、その後の手続きも同時に進めるチャンスです。
- 骨董品・貴金属・ブランド品は買取査定に出す(整理費用の節約になることも)
- 実家が空き家になる場合は売却・活用方法を検討する
- 実家じまいの手続きも同時進行で進める
💬 実家じまいの全体的な流れや手続きについては、実家じまいの前にやるべきこと!完全ガイドで詳しく解説しています。遺品整理と合わせてぜひ読んでみてください。
まとめ
📌 この記事のまとめ
①遺品整理の費用相場は1R・3万〜8万円、一軒家・30万〜100万円以上が目安
②ゴミ屋敷状態・特殊清掃が必要な場合は大幅に費用が上がる
③買取できる遺品が多いと費用を抑えられる
④訪問見積もり・内訳の明確さ・遺品整理士の在籍・古物商許可証・相見積もりの5つを確認する
⑤焦らせる業者・その場でサインを求める業者には要注意
相場を知って、複数社を比較すれば、遺品整理での失敗はほぼ防げます。焦らず、納得できる業者を選んでください。
筆者より
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このブログでは、大学病院の医療相談員として終活・介護・実家じまいに関わってきた経験をもとに、40〜60代の子世代向けに情報を発信しています。気になる記事があればぜひ読んでみてください。

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