田舎の山奥にある墓をどうする?50代が直面する墓じまいの現実

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田舎の山奥にある墓じまい

四国の山奥にある、うちのお墓。

正直に言うと、もう何年も放置してしまっています。

山の中にあるから、草刈りをしないと中に入ることもできない。

本当はお参りに行きたい気持ちはあるけれど、母と叔母が相続で揉めていたり、私自身も母と不仲だったりと、親族のしがらみがあって足が遠のいています。

今はまだいいけれど、このまま母が年を取ったら、あのお墓はどうなるんだろう……。

仕事柄、いろんな人の終活を見てきたけれど、いざ自分の家のこととなると「これ、どうしたらいいの?」と立ち止まってしまいました。

そこで、まずは重い腰を上げて墓じまいについて調べ始めることにしました。

同じように「お墓、どうにしないといけないけど動けない。」とモヤモヤしている人のヒントになれば嬉しいです。


目次

なぜ、四国の山奥にあるお墓が「放置状態」になったのか

うちのお墓が放置されてしまった理由は、大きく分けて2つあります。

一つは、物理的なハードル。

四国の山の中にあり、とにかく草刈りが大変なんです。道具を持って山を登り、生い茂った草を刈らないとお墓にたどり着けない。これだけでもかなりの重労働です。

もう一つは、親族のしがらみ。

これが一番厄介かもしれません。現在、私の母と、その姉である叔母が相続問題で揉めています。叔母はお墓の近くに住んでいるため、私がお参りに行くだけでトラブルに巻き込まれる可能性が高いんです。さらに、私自身も母とは不仲。

「行きたいのに行けない」「触れたくないけれど気になる」

そんな状態が何年も続いてしまいました。


このままではだめ。私が「将来」に抱いたリアルな不安

普段、病院で退院支援をしていると、嫌でも「終わり」の形を意識します。

今はまだ母も元気ですが、もっと高齢になったら?

もし母に何かあったら、あの草ボーボーのお墓の責任は全部、娘である私に降ってきます。

放置されたお墓が「無縁仏」になっていく寂しい光景も見てきました。自分の家のことを、その一歩手前まで追い込んでいることに、ふと強い不安を感じたんです。

「私が動けるうちに、なんとかしておかないと手遅れになる。」

そう確信しました。


まずは現状把握から。私が「墓じまい」の調査を始めた理由

親族と話し合おうにも、今の関係性では感情的になって終わるのが目に見えています。

だからこそ、まずは私が「冷静な数字と手順」を知ることから始めることにしました。

💡 調べ始めたこと
・墓じまいにはいくらかかるのか?
・どんな手続きが必要なのか?
・四国まで行かなくても代行できることはあるのか?

感情論ではなく、客観的なデータがあれば、いつか話し合う時の武器になります。

まずは、ネットで情報を集めたり、資料請求をしたりして、今の私ができる「第一歩」を踏み出してみようと思います。


その後どうなった?——「進捗なし」が、正直なところ

あれから時間が経ちました。

結論から言うと、進捗はありません。

親族のしがらみは相変わらずで、お墓の話を切り出せる雰囲気にはなっていません。四国の山奥まで足を運ぶ体力的・時間的な余裕もなかなか作れない。

でも、これが「墓じまいの現実」だと思っています。

大学病院の医療相談員として働いていると、「わかってはいるけれど、動けない」という方に何人も出会います。お墓の問題は特にそうで、お金・距離・親族関係・気持ちの整理、すべてが絡み合っているから、一朝一夕には動けないんです。

📌 「動けない」には理由がある
・費用の問題(墓じまいは数十万円かかることも)
・距離の問題(遠方のお墓は現地に行くだけでも一苦労)
・親族合意の問題(全員の同意が必要なケースも)
・気持ちの問題(先祖に申し訳ない、という罪悪感)

一つでも当てはまる方、「動けない自分」を責めないでください。それは怠慢ではなく、問題が複雑だからです。


それでも「今できること」はある

動けなくても、情報だけは集めておける。それだけで、いざというときの準備になります。

私が調べてわかったのは、「墓じまいは思ったより手続きが多い」ということ。でも、順を追って進めれば、一人でも・遠方からでもできる部分が多いとわかりました。

💡 今すぐできる小さな一歩
・墓じまいの費用相場と手順を調べておく
・お寺や石材店への問い合わせ方法を把握しておく
・家族に「将来的に墓じまいを考えている」と伝えておく

費用・手続き・親族トラブルへの対処まで詳しく知りたい方は、墓じまい完全ガイド|費用・手続き・親族トラブルの回避法まで完全解説をあわせてご覧ください。


まとめ

「進捗がないのが進捗」——そんな状態が続いていますが、それでいいと思っています。

焦って動いて、親族関係がさらにこじれたり、業者選びに失敗したりする方が怖い。「動けないなりに、情報だけは持っておく」それが今の私にできる精一杯です。

同じようにモヤモヤしている方へ。一緒に、ゆっくり考えていきましょう。

📌 この記事のまとめ
・「動けない」のは怠慢ではなく、問題が複雑だから
・費用・距離・親族・気持ち、どれか一つでも壁があれば動けなくて当然
・まずは情報収集だけでも十分な一歩
・墓じまいの詳しい手順は完全ガイドで確認を

実家全体のこれからを考えたい方は、実家じまいの前にやるべきこと|一人暮らしの親が安全に暮らすための完全ガイドもあわせてご覧ください。

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